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新人看護師のレディネスを理解することが教育で大事な理由

新人看護師への理解

「新人看護師を理解して教育しましょう」
「レディネスに合わせて教育しましょう」

看護師育成の教育について、このような文言を聞いた方は多いと思います。
私も新人教育担当になった時の研修で、「レディネスに合わせて」という言葉を何回も聞かされました。

でもレディネスに合わせるって、実際どうしたらいいのかわからないですよね?

そもそも、何故相手に合わせて教育を変えなければならないのか、その根本を私たちは教わってきませんでした。

相手に合わせた教育方法を選択するには、まず対象を理解する必要があります。
しかし、対象理解するには「相手に合わせて教育する」以外の理由もあるんです。

・何故教育する側が、新人に合った教育方法を選択しなければならないのか?

・相手に合った教育方法を探すなんてめんどくさい

・新人が、こちら側に合わせるのが当たり前なのでは?

こんな風に思う人もいるかもしれませんね。

しかし、新人に合った教育方法を選択するのはあなたの為でもあるんです。

この記事では、教育をするにあたり、なぜ新人の対象理解を深めなければならないのか、対象理解が教育で大事な理由を解説します。

この記事を読めば、「レディネスに合った教育方法って、具体的にどういうことなの?」と言うことがわかると思います。

さらに、あなたにとって辛いだけの新人教育の見方ががらりと変わります

 

私も過去に「教育って、どうしてこうもうまくいかないんだろう?」と悩んだ時期がありました。その頃は、レディネスに合った教育について深く考えていなかったんです。自分よがりの教育方法を押し付けて、結果上手くいきませんでした。あの時、この対象理解の重要性に気づいていたら、もっと相手に合った教育方法が選択できたのではないかと思います。

私がこの記事を通して伝えたいことは「対象理解が深まれば、教育が少し面白くなる」ということです。一緒に教育について、楽しく学んでいきましょう。

 

新人看護師のレディネスを理解することが教育で大事な理由

この記事では新人の対象理解が、教育で大事な理由を解説していきます。

理由1:相手に合った教育方法が選択できる

理由2:時間短縮になる

理由3:自分の精神的安定にもつながる

ひとつずつ解説していきますね。

 

理由1:相手に合った教育方法が選択できる

新人の対象理解をすることによって、相手に合った教育方法を選択することができます。

昔は、軍隊のように皆一律な教育を受け、ついていけない者は振り落とされていくような教育方法が、どんな社会でも取られてきました。

今は違います。
その人に合った教育を方法を選択することが、当たり前の世の中になってきました。

それがいわゆる「レディネスに合った教育」の根底にあるものです。

 

日本は今まで、一つの会社で勤め上げる終身雇用が前提にありました。その会社色に染め上げるという教育方法が取られてきたんです。

しかし今は、転職を繰り返しスキルアップしていく欧米のような雇用形態にシフトしています。

看護業界でも、一般職経験がある人が学校に入り直してきた人が入ってくるようになりました。

高校を卒業して看護学校に入り、ストレートで卒業した新人と、一般職経験がある30代の新人、教え方は一緒で果たしていいと思いますか?

一緒でいいわけ、ないんですよね。

うちの職場にも、色んな経歴を持った看護師が所属しています。
今の病院が4~5か所目なんていう人もいます。

その際に重要なのは、その人がどんな人なのか、どんな教育が合うのか、という多様性です。

みんな一様に育つわけではないですし、同じ説明方法でもすんなり受け入れられる人と、そうではない人がいます。対象理解をせずに、自分の教育方法を押し付けると必ず反発にあってしまいます。

対象を理解することは、そういった多様性に対応する教育をするための情報収集の一つです。

看護師は患者の情報収集、得意ですよね?

新人さんの情報収集もしてみましょう。
得意なこと、不得意なこと、きっと色んなことが見えてきますよ。

 

理由2:時間短縮になる

新人の対象理解をしてから教育を進めると、時間短縮になります。

「え?対象理解するという手間をかけるから、逆に時間がかかるんじゃないの?」と思う方もいるでしょうか。

確かに、対象理解するための時間はかかります。
しかし、そのあとの教育に掛ける時間を考えたら、最初に対象理解を深めたほうが圧倒的に時間短縮になります。

 

例えば、旅行に行く時。

その場所を調べてから旅行に行くのと、現地についてから調べるのでは、どちらが効率がいいでしょうか?

確かに事前に下調べをするのは時間がかかります。
でも現地についてから調べる時間を考えたら、圧倒的に下調べしたほうが効率的に行きたい場所を回れますよね?

 

教育も一緒です。対象理解は下調べなんです。

教えて、実践して、「全然わからなかったです」と言われたら、愕然としますよね?
そしてまた、いちから教え直さなければならない、この無駄な時間。

最初に対象理解をすれば、相手が覚えやすい方法で教えることができます。
しかもそれは、次回も、そのまた次回も活用することができます。

教える相手の下調べをしてみましょう。
「何度教えれば覚えてくれるの?」という時間の無駄が省けるようになりますよ。

 

理由3:自分の精神的安定にもつながる

対象理解をすれば、教える自分の精神的安定につながります。

教育というものは、正解がありません。

正解がない行為は、とても精神的に疲れる行為です。

「こっちの方法がいいかな?それともこっちの方がいいかな?」

「私が言ったこと、伝わったかな?」

「なんでいつも、わかってくれないんだろう」

「私、もしかして嫌われているのかな…」

対象理解を深めると、上記のような教育という行為に対する精神的負担を減らすことができます。

対象理解で、その人に合った教育方法を選ぶことが出来ると「この子はこの方法がわかりやすい」がわかった上で教えることができます。

人間は選択するという行為が多いほど、精神的に疲れます。

教育という終わりがない行為の中で、「どうしようかな?」と常に選択を迫られていると、とても疲れるんです。

対象理解を深めていると、選択を少しずつ減らしていくことができます。

 


また相手の理解が深まると、「この子がこういう行為をしてくるときは、大丈夫な合図」とか、「これは困っている合図だ」とかがわかってきます。

「大丈夫です」と口では言うのに、全然大丈夫じゃない新人さんっていませんか?

相手の性格によって、この「大丈夫です」の意味は違ってきます。
楽観的な人、慎重な人、論理的な人…様々な人がいます。

相手の性格がわからないと、「大丈夫って言ってたのに、全然大丈夫じゃないじゃない!?なんなの!?」と、あなたは精神的に翻弄されてしまいます。

しかし、最初から相手の性格を知っていれば「この人は、絶対に自信がある時しか大丈夫と言わない」とか、「具体的に聞いてみれば大丈夫かどうかがわかる」など、判断することができますよね。

 

対象理解はこのように、新人を相手するあなたの精神的苦痛を和らげる効果が沢山あります。

面倒だと思わず自分の為だと思って、ぜひ対象理解を深めていきましょう。

 

まとめ

この記事では新人の対象理解が、教育で大事な理由を解説しました。

理由1:相手に合った教育方法が選択できる

理由2:時間短縮になる

理由3:自分の精神的安定にもつながる

このように、新人の対象理解を深めることで得られるメリットは沢山あります。

是非面倒だと思わずに、新人さんのことをもっと知ってみてくださいね。
他の記事で、対象理解を深める方法を紹介していますので、参考にしてみてください!

 

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一緒に楽しく、教育について学びましょう^^

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