「さくらこのお悩み相談室」を開設

初めてプリセプターを任されて不安な看護師さんが初めに読む記事

プリセプターの辛いを解決

この記事は、4月から新採用者となる新人看護師のプリセプターを初めて任され、不安で仕方がない看護師さん向けに書いています。

 

初めてこのサイトを訪れた方は、はじめまして。
何度もいらしている方は、再度訪問いただきありがとうございます。

私はこのサイト「看護師指導の基本となるもの」を一人で執筆・運営している「さくらこ(@sakurako_ope)」と申します。

今私は、この記事を2020年3月下旬に書いています。

プリセプターを初めて任された人は、不安で不安で仕方がない日々を過ごしているかと思います。

「どんな新人看護師が来るんだろう?」

「指導で失敗したらどうしよう?」

「未熟な私がプリセプターなんて務まるのだろうか?」

「教育ってどうやるの…?」

そんな思いを巡らせている時期かと思います。

 

私はこのサイトを立ち上げるにあたり、こういった「プリセプターを任された人の不安を和らげること」はもちろんのこと、「正しい教育方法を広く伝えること」「職場全体で教育する体制にシフトすること」などを目標に、様々な記事を書いてきました。

コンテンツが増えた分、今まだ新人看護師が来ていない今の時期、どこから読んだらいいのだろう?と戸惑うこともあるかもしれません。

 

この記事では、プリセプターを初めて任された看護師が、今の不安な気持ちを少しでも和らげる教育の基本的な考え方、そしてその対処法について紹介していきます。

 

この記事の内容は、当サイトの各所に散りばめられた「プリセプターをする時に知っていると良い基本的な考え方」と「教育って辛い、を解消する方法」を一気に凝縮したまとめ記事です。

 

プリセプターを始める前にこの記事にたどり着いたあなたは、とてもラッキーです。

このサイト、そしてこの記事には、職場では教えてくれない指導者としての基本的な考え方を学べるばかりか、不安が和らぐ可能性が大いにあります。

知らないことをやらなければならないということは、人間にとって一番ストレスのかかることです。この記事を読んで、あなたが何故プリセプターが不安なのか、ストレスを感じているのかを一緒に紐解いていきましょう。

 

初めてプリセプターを任された人が抱える不安と、その解消法

今皆さんが抱えている「プリセプターを初めて任されて、めっちゃ不安!」の理由を、私が思いつく限り洗い出し、その解消法についてまとめました。

上記の目次から、自分の不安に近い項目にジャンプして読んでも良いですし、上から順番に読んでも大丈夫です。

不安と解消法の内容によっては、別の参考記事のリンクをつけています。
合わせて読むとより知識が深まります。

 

プリセプターって何をしたらいいかわからなくて不安

人は初めて行うことに、不安を覚えます。

そして、それが答えを教えてもらっていないことだと、さらに不安になります。

現状の看護師教育(プリセプターシップなど)では、この「初めてなのに誰も正解を教えてくれないままプリセプターを任される」という二重課題を抱えてきます。

その結果、プリセプターを任されることに対して否定的な感情を持つ若手看護師が多いのです。

このような現状の中で、不安なくプリセプターをやれっていう方が無謀ですよね。

「あなたもプリセプターに教えてもらっていた身なんだから、どんな風に教えるかわかるよね?」

という、「教えられた経験」に基づいて上手に教育できるのか、と言う問題に対して、私は

「上手に教育なんてできないし、現状、若年層のプリセプターが上手に教える必要性はない」と思っています。

それでは、プリセプターは何をする人なのでしょうか?

それは新人看護師のメンタルサポートが一番重要な役割です。

新人看護師が、初めて医療従事者として働くときに生まれる葛藤を解消したり、初めの1年を健やかな状態で仕事を覚えることが出来るよう、プリセプターはサポートしてあげてください。

病院によっては、なんでもかんでも全ての処置・業務をプリセプターが教えなくてはならないという慣習になっているところもあるかもしれません。ですが、基本的な役割としてはメンタルサポートです。

本来、新人看護師に仕事の方法を教えるのは部署全体で取り組むべきものです。
そこを、なんでもかんでもプリセプターに押し付けるから、プリセプターが辛くなるんです。

プリセプターが「私が一人で全てを教えなくては」と気負う必要は、本来どこにもありません。

新人看護師に寄り添う、成長を認めてあげる。そしてプリセプターであるあなた自身の成長を感じられれば、一年間プリセプターを勤め上げたと評価していいと私は思います。

つまり、「初めから上手に指導する人にならなくてはならない」と言う部分に、こだわらなくていいということです。もちろん、指導していく過程において必要な知識は学習していくのが望ましいですが、その答えはこのサイトに書いていきます。一緒に指導方法について学習していきましょう。

 

どんな新人看護師が来るかわからなくて不安

自分の同期など、周りのスタッフを見てもそうですが、看護師になる人も様々な性格の人がいます。中には、物覚えが悪かったり、愛想が無かったり、平気で嘘をつく人など…。

また、社会人を経験した新人看護師などを含めると、年齢・性別・性格など、今は予測できないのが現状です。

新人看護師の多様性に対して、私はついていけるだろうか?という不安が、今まさに起こっていると思います。

その解消法について私がいつも思っているのは、「今考えてもどうしようもないことは、考えても仕方がない」です。

予期不安というのは、人は必ずしも抱いてしまうものです。

「こうだったらどうしよう」「ああだったらどうしよう」という、まだ起こってもいないことに人は不安を覚えます。

今考えても解決しないことに、不安を覚えても仕方がない事です。

 

でも不安なのは事実。ではどうしたらいいのか?

ひとつは、私のサイトの記事で「こういう新人だったらどうしよう?」に答えた記事を作っています。それの中に、答えがある場合がありますので、読んでみると良いかもしれません。

 

(この他、順次追加していくので、詳しくはサイトトップの記事一覧をご覧ください)

 

もうひとつ、この不安に対する私の答えは、「問題が多い新人看護師に当たったプリセプターほど、指導力は確実に上がる」という事実です。

これは、看護師指導に10年以上携わった私の経験からして、間違いないと確信しています。

そつなく成長していく新人看護師を受け持ったプリセプターは、その子の為に試行錯誤するという過程を経験しません。

逆に悩みながら指導に当たったプリセプターは、「どうしたらより良く教育出来るんだろう?」と自問自答し、成長していきます。

例えあなたが担当した新人看護師が問題児だったとしても、マイナスな部分ばかりではないということです。

自分ではどうしても対応しきれない新人看護師だったら、職場全体で考えていけばよいことです。職場が完全にプリセプター一任で、助けを求められない時は、私に連絡してくれれば必ず対応策を一緒に考えます。

大丈夫、あなたは決して一人ではありません。

 

新人看護師との相性が悪かったら?と思うと不安

相性、ありますよね。

「私とあなた、好き同士なのになんだか相性合わないよね」なんてこともあります(恋人同士とか、夫婦とかでも、こういったことってありますよね)

指導場面における相性については、こんな記事を書いています。

一言で相性と言っても色々あります。

最近では、質問を答えていくだけで性格診断してくれるアプリとかも流行ってますよね。

上記の記事は、その中でも「人の優位感覚の捉え方」に特化した、「指導場面での相性ってどういうこと?」について書いています。

相性が合わないからと言って、指導が上手くいかないとは限りません。
しかし、そこにはちょっとしたコツが必要です。

この記事には、そのちょっとしたコツが書かれています。

新人看護師がやってきて、いよいよ相性が合わないなと思ったら、この記事を思い出してください。

もちろん、新人看護師とまだ出会っていない今読んでも、為になると思います。

 

上手く指導が出来るかわからなくて不安

プリセプターに対し、最初から上手に指導が出来るという期待を今の看護業界ではしていません。

最初から上手に指導をするためには、プリセプターに対し指導について教育をする必要がありますが、現時点で具体的な指導方法について勉強会や研修を設けている病院は、ほぼないと言ってもいいでしょう。

ようは、「3年目になったし、まあプリセプターやってみてよ。やってみればなんか見えてくるはずだから」という曖昧な論理で、プリセプターは教育現場に放りだされます。

こんな状況で不安にならないはずがありません。
でも逆を言えば、最初から出来るとは鼻から誰も思っていないんです。

 

そしてもう一つ大事なのは、教育は教育対象、つまり新人看護師それぞれの個性に合わせる必要があるため、絶対的な正解という物が存在しません。

例えば、「新人看護師に教える時はA→B→Cで教えるのが一番わかりやすいです」といいきれない部分があるということです。

大部分の人は「A→B→C」で問題なく理解できても、人によっては「B→A→C」の方が理解しやすかったりすることもままあります。

これは、人が学習したり理解するにはそれぞれ優位な感覚があり、人それぞれ異なるからです。

これについては、別記事で紹介しています。

こういった背景がある、ということを知るだけでも教育のバリエーションが増やせます。

プリセプターが現場で求められるのは「上手く指導する」というよりも、「プリセプターと言う役割を通して教育とは何かを学ぶ、経験する」とか、「新人看護師に合わせて寄り添う」など、メンタルサポートの方が重要視されます。

 

最初から上手に指導できる人はいません。
指導の知識だけあっても、上手に指導できるとは限りません。

新人看護師と一緒に、自分も成長していこう。

そのくらいの軽い気持ちで、私は全然okだと思います。

 

先輩が助けてくれなさそうで不安

今のプリセプターシップ、PNSは、新人看護師の指導を教育担当者(プリセプター)に全依存している傾向にあります。

そのため、新人看護師の成長が遅いと「あなたの新人、全然成長していないんだけど?」とか「一緒の勤務だけど仕事が進まないから組みたくない」などの悪口を言ってくる先輩までいます。

そもそも、新人教育とは職場全体で取り組むものであり、プリセプターが悪いから新人が成長しない、などの言いがかりをつけるのは全く持って間違っています。

そういう「いちゃもん」をつける人がいるせいで、新人看護師が成長しないとも言えます。

こういう、上と下の板挟みになってつらくなるのはどうしたらよいのか?については、以下の記事で具体的に書いています。

 

新人看護師の性格上の問題や、部署特有のつまづきやすいポイント(毎年、新人が独り立ちするのに時間がかかる処置など)については、プリセプターが1人で頑張って考えても解決しないことがほとんどです。

そういう時は、リソースを活用します。
教育委員やプリセプター会、主任などの管理職、前年度のプリセプターだった人など、活用できる人は沢山あります。

ただし病院によっては教育は完全にプリセプター全依存で放置、というところがあるので、そういう意味で指導が辛い場合は、指導者と新人が孤立してしまいます。助けが必要な場合は、是非お問い合わせください。

 

年上のプリセプティと、どう接したらいいかわからなくて不安

最近の傾向として、社会人経験のある新人看護師が増えてきています。

場合によっては、自分よりも年上の人がプリセプティという状況もあるでしょう。

教えるあなたも不安だと思いますが、教えられる新人看護師も不安でいっぱいです。

しかし、医療の知識で言えばあなたの方が先輩です。そこは自信をもちましょう。

ただし人生経験で言えば、年上の新人さんの方が豊富です。年上であることの敬意を払い、ちゃんと敬語を使います。

これは年上に限ったことではありませんが、教育する人が頭ごなしに怒ったり否定したりすると、新人さんはととても落ち込み、人格までも否定されたような気持ちになります。

指導に当たる人は、指導される人よりも「自分の方が上位にいる」と勘違いします。

しかし、それは間違いです。
同じ職場で働くもの同士、常に立場は対等です。

患者に対しても、医療者が上位にいると勘違いしている人がいますが、それは断じて間違いです。

常に人として敬意を払い、指導に当たる必要があります。

それさえできていれば、指導対象が年上だろうと年下だろうと、そんなに気にする必要性はありません。

 

自分の知識が未熟すぎて不安

長年看護業界では、3~4年目のやっと1人で判断できるようになった若年層のスタッフにプリセプターを任せる傾向にあります。

その理由としては、新人看護師の気持ちを理解できるから、という部分が大きいようです。

しかし、3~4年目はまだ仕事にようやく慣れたまだまだ経験の浅いスタッフですので、精神的余裕はギリギリです。そこにプリセプターと言う役割を任されると、心のキャパシティーは余裕で100%を超えてしまいます。

要は、心が常にキャパオーバーということです。

 

そんなキャパオーバーの状態で、新人看護師に指導するとどうなるか?

「自分ひとりだけでも、正しい知識を持って行動できているかもわからないのに、新人看護師になんて教えられないよ!」と言う状態に陥ります。

指導者に当たると、人は「常に正しいことを教えなくてはならない」「完璧な人にならなくてはならない」と思ってしまう人が多いです。

しかし、実際はそうではありません。

わからないことは、新人看護師と一緒に学びなおせばいいんです。
わからないことは、わからないと言っていいんです。

 

私は長い事同じ部署で働いてきたせいか、「なんでこれはこうするんだろう?」という感覚がだんだん薄れてきました。そんな中、新人看護師の「これはどうしてやっているんですか?」という素直な疑問にハッとすることがあります。

私たちベテラン層は仕事や業務に慣れすぎていて、「どうして?」という疑問を感じなくなっていくのは紛れもない事実です。質問をされて初めてハッとする。それは悪いことではありません。

 

そんな時は、「私もわからないから、一緒に調べてみよう」でいいんです。
プリセプターは常に正しい知識を知っていなくてはならない、常に正しい判断が出来なくてはならないという足かせはいりません。

知識が未熟でも、新人看護師と共に考え、解決していくという気持ちがあれば大丈夫です。

まとめ

プリセプターを初めて担う看護師の不安について、様々な角度から捉えてみました。

皆さんの漠然とした不安は解消されましたでしょうか?

 

この記事では、これからプリセプターになる人向けに書きましたが、現在進行形でプリセプターを担っている方、教育委員や管理職などプリセプターをサポートする役割の方にも役立つ内容だったのではないかと思います。

 

この記事に共感された方、もっと教育について一緒に学びたいと思った方がいらっしゃったら、是非Twitter(@sakurako_ope)もフォローしていただけると、このサイトの新着記事を含めて情報をキャッチしやすくなりますよ。

 

このサイトでは、指導者が辛くならないための看護師の育成についてまとめています。

もし指導に関してお悩みがあれば、お問い合わせフォームからご連絡ください。
一緒に楽しく、教育について学びましょう^^

コメント

タイトルとURLをコピーしました